社会保険労務士 江尻事務所について

沖縄で、人事労務の「コンサルティング」一筋、20年。
培った専門スキルと経験で、人事・労務の「困った」を解決します。

社会保険労務士 江尻育弘

会社の事業や業績がうまくいけばいくほど従業員のことで悩み、苦しむ経営者や人事担当者が増えているように思います。

例えば、

「社員が積極的に行動しない・後ろ向き、すぐ辞める。仕事は沢山あるのに・・」
「従業員との労務トラブルが泥沼化。八方塞がり。解決できるのか・・」

といったことで、経営者や人事担当者からの相談が多いです。
もしかしたら、このホームページに訪れた「あなたも」その一人かもしれませんね。

社会保険労務士 江尻事務所は、そういった『労務や人事』の問題を解決してきました。
沖縄で20年、コツコツと。

申し遅れました。私は社会保険労務士であり経営者でもある「江尻育弘(えじり いくひろ)」と申します。

私は、24年前、岡山県倉敷から沖縄に移住し、4年後の1998年、社会保険労務士 江尻事務所を那覇市で開業しました。

当時、社会保険労務士(以後「社労士」の略称で表記)は人事・労務の事務手続きや相談が主な業務でした。しかし、江尻事務所はこの業界では珍しく、人事労務の提案型コンサルティングが事業の柱。風変わりでユニークな社労士だったと思います。

経営者、人事担当者向けに、個別にコンサルティングを提案する社労士は皆無でした。
地盤(人脈)、看板(知名度)、カバン(資金)がまったく無かったので、開業当初は、仕事が無くてほんとうに苦労しました。

そんな苦難の船出からなんとか20年、ここ沖縄で会社を切り盛りして生きて残れたのは、ラッキーだと思っています。
この経験から、事業を立ち上げ継続していくことがいかに大変なことか、よく知っているつもりです。

なぜ「百年続く組織づくりをお手伝いします」を掲げ、経営するのか。

15年前、事務所に「助けてください」とある会社の社長が入ってきました。
知り合いの税理士さんからの紹介でしたが、何事かなと聞いてみると、労働時間の組み方が間違っていて、それが原因で労使紛争になっていました。

根っこのところを聞いていくと、会社が儲かり始め社長が高級車を買ったりしていたようです。一方、従業員からは「僕らの給料は安い。長時間労働で低賃金だ」と。それで、バーンと弾けちゃって労使紛争に。

その社長さんは東京から「ものすごく優秀な」弁護士さんを連れてきて、労働組合とガッツリ交渉。
野球で例えるなら、こっちが内角の高めにズバッといい球を投げたら、向こうは向こうでものすごい打球を返してくる。そんなことの応酬でした。

片方で握手して、もう片方で殴り合っている感じ。まさにそういった感じで、信用や信頼などまったくなく、結局、和解という形で終わりました。しかし、その後もしこりが残ってしまいました。その会社は、今でも雰囲気は良くないです。

労使紛争を幾度も経験して、法律に書いていることをやっただけでは、「組織」「会社」はうまく行かないことがよくわかりました。

 

なんだかんだと悩んでいた時、ある経営者が「百年」という言葉を使っていて、「あ、これだ」と思いました。

最近、この「百年」というフレーズを使う社労士は増えていると思います。

ただ、「就業規則を整備したら百年続きますよ」というフレーズについては、違和感がありますね。つまり「労働条件を整えていけば、百年持つ、というわけではない」と、私は理解しています。

例えば、年次有給休暇。
「年休は10日あるから守ってくださいよ」と就業規則に書いて、社長が「やるぞー」と言っても整備できません。

どういうことが起こるかというと。権利意識強い人が取り始めるのです。
だけど、取らない人はもっと取らなくなってしまう。そして、余計に会社の雰囲気が悪くなってしまう・・。

理想は、従業員みんなが、公平、平等にまんべんなく、有給休暇を取れるようにする。
その環境づくりは、すごく大切です。みんなそう思っているはずです。

でも、実際、就業規則に年次有給休暇を入れてみても、バラツキ問題がでてしまう。 なぜでしょうか? それは、仲間との関わり方、関係性の問題です。

行き着くところは「人と人とのつながり」の問題。百年続いている会社はそれを知っていた。

労基法(法律)の権利といっても、自分の権利ですよね。

結局、会社の組織の中で、みんなが自分のことばかり考えていたら一部の強く言えない人、主張することが苦手な人が、損な役回りになり我慢することになります。

そうなると、整備したことが結局仕組みとして回りません。本来なら、それぞれがそれぞれに対して『配慮』しないといけない。周りのことを見ないといけない。どの様にして人(仲間)との関わり合いを築き上げていくのか。「人と人とのつながり」というのは、そういうことだと思います。

何百年と続いている老舗の企業は、「人と人とのつながり」がいかに大切かを知っているように思います。職場の仲間同士のつながりだけでなく、従業員の家族、会社のOBやOG、地域社会の人たちとの関わり合いを日々築き上げ育んでいます。

私は2018年1月から毎月1回、100年企業研究会という有志の勉強会のために大阪に通っています。そこに行くと全国の事例や共通した考え方を学ぶことができます。
沖縄県内にも、創業百年以上の会社はありますので、その会社にも毎月1回、足を運んでいます。現場を通して勉強しています。

そういった積み重ねが、私の貴重な財産となっています。

社会保険労務士 江尻事務所は、開業当初から今日に至るまで、多くの社長の悩みである「人材の定着」と「人材育成」の仕組みづくりの問題を解決してきました。
具体的には、

ステップ1『働きやすい職場づくり』。
「法整備」をすることで、「従業員が働きやすい職場環境」をつくります。その結果離職率が下がり、人材の定着率が上がります。ステップ1では、あなたの会社の「働きやすい職場づくり」の仕組みや土台をつくるお手伝いをします。

次に、ステップ2『働きがいある職場づくり』。
「人事制度」「貢献度に見合った賃金制度」を見直し、あなたの会社に合った仕組みを作り上げます。その結果として、従業員は仕事にやりがいを感じ、やる気やモチベーションがアップします。働きがいある職場環境を仕組み化していきます。

ステップ3では、百年続いている会社から学んだ「人と人とのつながり」を重視した「コミュニケーション」の見直しを、コンサルティングサービスを通して支援しています。

いかがでしょうか? 我々が普段「どんな仕事をしているのか」イメージできたと思います。

社会保険労務士 江尻育弘

あなたの会社の組織風土を改善・向上し「百年続く組織づくり」お手伝いすることを楽しみにしています。
賃金コンサルティングから人事評価制度、組織開発、就業規則の作成など、ぜひご相談ください。

PS. 会社の看板には、江尻事務所と書かれてますが、「事務」の仕事はほぼ無し(1社のみ)。人事労務のコンサルティングがほとんどです。社名の「事務所」にちょっと困っています。(汗)

聞き手:有限会社オービック 稲嶺盛裕
写真:有限会社オービック 真栄田久子

江尻育弘の略歴

2019年

・厚生労働省 職務分析・職務評価普及事業コンサルタント
・健康経営アドバイザー
・医療労務コンサルタント

2017

・NAHAマラソン、3度目の正直で初完走。
・立命塾修了

2016

・厚生労働省の委託事業の育児プランナーとして沖縄県内の中小・零細企業を個別に回る。

2012

・人材育成推進者養成講座(第一期)修了

2007

・BBT大学院オープンカレッジ、イノベーション講座修了。

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貴社にフィットした就業規則で会社を守ります。お客様の声 江尻事務所を選んでいただいたきっかけ事務所案内福祉施設の施設長に役立つ情報をお届けしています。医療・福祉版 社会保険労務士江尻事務所
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社会保険労務士(社労士)について

社会保険労務士(社労士)は主に労働基準法などの労働法をもとに労働環境の整備や労務トラブルの問題解決を行なっています。その他、入職・退職の際に発生する雇用保険・社会保険の手続き、出産育児一時金や出産手当金、助成金の取得などを行なう人事労務管理のエキスパートです。

労働問題などのトラブル対応だけでなく、業務改善・作業効率化にも強く、生産性の向上などにも力を入れて適切な指導とアドバイスを行い、サポートします。

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