就業規則の読み方・活かし方セミナーを終えて
社会保険労務士 江尻育弘
就業規則はある。しかし、何が書かれているのか、なぜそのように規定されているのか、 どういう場面でこの条文を使うのか、などは、人事や総務担当者は知っておかなければな りません。今回のセミナーでは、重要条文を抜粋し、読み方.活かし方を解説させて頂きました。
就業規則は、トラブルを未然に回避したいという思いや、リスクが現実になってしまったあとの、こう規定しておけば良かったという後悔の歴史が刻まれたものです。また、それと同時に従業員の働く環境としての安心感との相関が高く、人材不足が叫ばれる今日において、従業員の定着にも大きく貢献するものです。
就業規則とは、組織の中で日々仕事を行う上で必要な就業上の規則の事です。常時従業員10名以上の事業所では法律上必ず設置しなければなりません。また、かつて就業規則は別規定化できる事項には制限がかかっていて賃金(給与)に関すること、育児・介護休業に関することなどが一冊に盛り込まれていました。しかし、平成11年労働基準法改正により制限が撤廃されて自由に別規程化することが認められ、それ以降は、本則、賃金(給与)規程、育児・介護休業規程など、別冊子とすることがほとんどで、そのすべてを総称して就業規則と呼ぶようになりました。
※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
セミナー受講者の声
今回行ったセミナーの概要
テーマ | 就業規則の読み方、活かし方 ※本セミナーは終了しました。 |
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日時 | 平成29年8月23日(水)13時30分〜15時30分 |
会場 | 沖縄県産業支援センター(309号室) 沖縄県那覇市小禄1831番地1 [地図を見る] |
講師 | 社会保険労務士 江尻育弘 |